|
こころに響く庭 毛越寺の遣水
呼ばれている。 山門を入るとすぐに大泉が池が 目に飛び込んでくる。 正面の池中立石と 出島石組を右手に眺めながら回遊路を時計まわり に辿って行った。 花しょうぶ園の傍を歩きながら「 ‥ どうも緊張感 を持続できない」との思いを拭いきれなかった。
してしまっている。 ここに当時の建物が残って いたら、どのような極楽浄土の姿になるのだろう と思いを巡らしつつ、円隆寺金堂跡を通り過ぎた。
ゆるやかな水の流れで 急に我に返った。 思いもかけない 見事でたおやかな遣水だった。
< 遣水(参観パンフレットより写真引用)>
伝える庭は少ないが、毛越寺の遣水は別格である。
省略された石組みは、一つひとつが動かし難い位置を 占めていながら、決して出しゃばることがない。 なんとも心地よく飽きることがない眺めがそこにあった。 毛越寺はこの遣水だけで十分である。
この遣水で詠われる歌は、千年生き残る歌が似つかわしい。 現代の「曲水の宴」で、毛越寺の遣水がぶちこわしに ならないことが私の願いである。
|
|||||