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日本の庭園




毛越寺 遣水

醍醐寺 三宝院


 
 
 
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こころに響く庭 毛越寺の遣水

 

 

平泉 中尊寺にほど近い毛越寺の庭は、浄土庭園と
呼ばれている。 山門を入るとすぐに大泉が池が
目に飛び込んでくる。 正面の池中立石と
出島石組を右手に眺めながら回遊路を時計まわり
に辿って行った。
花しょうぶ園の傍を歩きながら「 ‥ どうも緊張感
を持続できない」との思いを拭いきれなかった。

 

毛越寺の建物はそのほとんどが平安時代に焼失
してしまっている。 ここに当時の建物が残って
いたら、どのような極楽浄土の姿になるのだろう
と思いを巡らしつつ、円隆寺金堂跡を通り過ぎた。

 

と ‥ ぼんやりしていたその時、目の前に表れた
ゆるやかな水の流れで 急に我に返った。

 思いもかけない 見事でたおやかな遣水だった。
 

 

 
< 遣水(参観パンフレットより写真引用)>
 

 

時代を生き抜いてきた庭で、遣水の姿を現代に
伝える庭は少ないが、毛越寺の遣水は別格である。

狭く広く優美にうねるその流れ。 簡潔で極限まで
省略された石組みは、一つひとつが動かし難い位置を
占めていながら、決して出しゃばることがない。
なんとも心地よく飽きることがない眺めがそこにあった。
毛越寺はこの遣水だけで十分である。

 

現代でもこの遣水の傍らで「曲水の宴」が催されるという。
この遣水で詠われる歌は、千年生き残る歌が似つかわしい。
現代の「曲水の宴」で、毛越寺の遣水がぶちこわしに
ならないことが私の願いである。

 


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